【問いかける】
お相撲の上位力士は、常に自分の身体に注意しています、稽古の後に、ちゃんこを食べながらも手首足首等を動かしたりして、体に問いかけています。
この問いかけるというのが、ポイントです。
皆さんも患者さんに問いかけるときに重要なのが、胡麻化さないこと。
(問いかけるという修行は、患者さんに対しても同じです、自分が出来ないと患者さんにもできないですよね、自らに問いかけることをやってくださいね)
力士は負けたら番付が落ちるので、焦るのです。
それは、給料にも関わるので、さらに、焦りを認めず、意識で胡麻化します。
本当はおかしいのに、おかしくない大丈夫と思い込もうとしているのです。
これは、ケガにつながります。
私が施術するときは、本人が胡麻化している部分を的確にあぶりだして、解すことをしています。
(これが、悪玉ながし、深部にあるかたまりを的確に探して流す)
人は本能的に、見て見ぬふりで生活していることが多いです。
体は知っています、予感もわかっているのですが、意識がそれを阻害しています。
そうなると、精神と身体が、ギクシャクするので万全とはいえません、つまり、相撲でいえば、すでに負けている。
素直になること、これが、本当にむつかしい。
認めたくないことを認めていくという作業だからです。
そうしないと、本当の自分の状態がみえてこないのです。
施術では呼吸や意識を合わせると、相手の状態が感じ取れるようになります。
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